「健康経営」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。健康経営とは簡単に説明すると、従業員の健康管理を経営的な課題として捉え、戦略的に取り組む企業の取り組みのことです。企業の大切な戦力である従業員の体や心の健康の維持増進を図ることが、生産力の向上や離職率の低下などに寄与し、結果として企業力のアップに繋がります。そんな今注目の健康経営ですが、自社だけですべてを網羅しようとすることは容易ではありません。
そこで、頼りになるものが、健康経営サービス。サービス内容は多岐にわたります。たとえば、健康診断やストレスチェックなどの従業員の健康状態を客観的に判断できるようなものから、栄養バランスの良い社員食堂のメニューの考案など、あらゆる方向からの健康アプローチがあります。数多くの健康管理サービスがある中でどのようなサービスを選ぶべきかは、企業の担当者にとって悩みどころでしょう。
そんな時にまず考えていただきたいことが、どのような課題を解決したいのかを明確にすることです。改善が期待される課題として、たとえば前述の健康診断やストレスチェックの徹底や、メタボリックシンドローム改善や健診結果に基づいた食事や、運動のアドバイスといった保健指導の実施などが挙げられます。そのような需要に対応できるサービスを利用すれば良いのです。健診の結果や受診状況などを一括管理できる「健康管理システム」や、外部委託の保健指導の依頼などがその一例になります。
システム化されて使いやすい上に、管理もしやすいものが多いので、さまざまなものを比較検討した上で企業として求める内容に合致するものを選択すると良いでしょう。